結論からいうと、半年後に金利が2.8%になると予想していても、5,000万円をすべて半年間待たせるより、今買う分と半年後に買う分に分ける方法がおすすめです。
ただし、これは「半年後に2.8%になる」という予想が当たる前提で考えた場合です。個人向け国債は、今買えば2.39%の利息を受け取り始められる一方、半年待てば、より高い金利で5年間運用できる可能性があります。
ここでは、購入予定額を5,000万円、現在の金利を年2.39%、半年後の金利を年2.8%と仮定して比較します。
1. 5,000万円で比較するとどうなる?
税率20.315%、利息を再投資しない単純計算。比較期間は今から5年間。
今すぐ購入する場合
約476,000円 (5千万円×2.39%×0.79685÷2)
最初の半年間に受け取る税引後利息
半年待って2.8%で購入する場合
約700,000円
購入後6か月間の利息ではなく、2.8%で4.5年間保有した場合の利息約502万円(税引後)の一部を含む、5年間の比較は下表を参照してください。
今から5年間の利息を比較
| 項目 | 今すぐ購入 | 半年待って購入 |
|---|---|---|
| 購入金額 | 5,000万円 | 5,000万円 |
| 適用金利 | 2.39% | 2.8%(仮定) |
| 国債の保有期間 | 5年 | 4.5年 |
| 税引前利息 | 597万5,000円 | 630万円 |
| 税引後利息 | 約476万円 | 約502万円 |
※半年間の待機資金から得られる利息は含めていません。購入時期と満期日が異なるため、今から5年間を基準に比較しています。税引後金額は税率20.315%で試算。
2.8%で購入できることが確実なら、半年待つほうが約26万円有利という計算です。
ただし、2.8%は将来の予想金利です。実際に半年後にその金利になる保証はありません。
2. 私ならどうするか
5,000万円を安全性重視で運用するなら、次のように分けることを検討します。
今すぐ購入:2,500万円
年2.39%の金利を確保し、金利が上がらなかった場合にも備える。
半年後に購入:2,500万円
金利が2.8%まで上昇すれば、より高い利率で固定する。上昇しなければ、その時点で改めて判断する。
これは金利予測が外れた場合のリスクを抑えるための、あくまで一例です。半年後まで待つ資金は、普通預金などで利息を得られるなら、その分も比較に加えます。
3. ひとつ重要な注意点
個人向け国債の「固定5年」は、購入時の金利が満期まで変わりません。したがって、今2.39%で買った国債を、半年後に2.8%の国債へ自由に買い替えることを前提にしてはいけません。個人向け国債は原則として発行後1年間は中途換金できず、その後も直前2回分の利子相当額が差し引かれます。
最終的な判断としては、半年後の金利上昇を強く予想するなら一部を待つ、今の利率を確実に確保したいなら一部を今買う、という分散が合理的です。
なお、今回の比較は5,000万円を想定しましたが、実際に運用する金額が異なる場合は結果も変わります。

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