この記事では、配当利回りが5%に近く、株価も200円台と初心者投資家でも買いやすい【8410】セブン銀行の株価が上がらない理由について解説します。
逆に言えば、ここで挙げられたような原因が解消されれば、株価が上向く可能性も出てくるでしょう。
セブン銀行 株価【テクニカル分析(5年)]

セブン銀行の株価は1年間のうち最低水準です。5年チャートでも最低水準にありますね。
コロナショックの起こった2020年4~ 6月よりも安い水準にあります。
長期のテクニカル分析ではまだまだ下落トレンドである一方、これ以上はなかなか下がりそうも無い水準まで落ちており、買いのチャンスだと思われます。
1万円台での壁入はさすがに厳しそうですね。
セブン銀行の株価下落の理由①セブンイレブンの店舗数
セブン銀行の株価が右肩下がりである理由のひとつは、事業がセブン銀行単独ではない点があげられます。
セブン銀行はATM 主体 の事業内容であり、セプンイレブンの店舗数や利用者数に業績は左右されてしまうのです。
そして、セブンイレブン自体が一時ほどの勢いがなく、店舗数も減少しているようです。
セブンイレブン事業が成長トレンドから外れてしまっている、これがセブン銀行の株価が上がらない要因の1つです。
セブン銀行の株価下落の理由②キャッシュレス決済の流行
また、pavpar等キャッシュレスアプリの増加により、そもそもセブン銀行のATMの利用が減少傾向にあります。
セブン銀行は、ATMの利用により提携銀行から手数料を徴収するビジネスモデルです。
したがって、ATMの利用が減少すればセブン銀行の収益も当然減少します。
この現金のデジタル化という流れは、今後も大きく変わることはないでしょう。
ただし、キャッシュレスアプリも銀行とのセキュリティ問題があり、アプ リへのチャージにセプン銀行ATM が利用されることも多くなっています。
d払いも現在、問題のあった金融機関からのチャージが制限されており、その分セブン銀行ATMの利用によるチャージが増加していると思われます。
この辺りが今後、業績に反映されるか注目したいところですね。
セブン銀行の株価下落の理由③低金利の継続
銀行系の金融機関は金利の影響を避けることができません。
セブン銀行は他の銀行とビジネスモデルは異なりますが、業界全体が悪いと当然、セブン銀行だけが株価の影響を受けないということは難しいでしょう。
金利が増加し、他の金融機関の業績が上向いてくれば、セブン銀行の株価もそれに引っ張られるように上向くでしょう。
あくまで、低金利が解消されたとしても最初に株価に好影響があるのは他の金融機関です。
セブン銀行はそれらの金融機関の株価に引っ張られるにすぎないため、その点は注意しましょう。
セブン銀行のおすすめ投資!→年5%近い配当投資!
この記事では、株価下落の原因について解説しましたが、2021年1月現在の株価であれば、セブン銀行は決して悪い銘柄ではないかと思います。
むしろ、あまり投資に時間がかけられない主婦やサラリーマン投資家であれば、定期預金に預けるつもりでセブン銀行株を購入し、年5%近い配当利回りを享受するというのも悪くないでしょう。
個人的には、毎日のお買い物等で貯まったTポイントやdポイント、LINEポイントを使ってコツコツ購入しておき、配当のメリットを受けるという投資法がオススメです!!
また、株価もそこを打ったかのような動きを見せてきており、当然、市場全体の地合いにもよりますが、今後株価が上昇するシナリオも十分あるかと思います。
上記3つの下落要因を踏まえたうえで、セブン銀行が面白いとお考えの方は是非検討してみてください。
なお、この記事はあくまで私的な見解になりますので、投資は自己責任で行うようお願いします。
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